新巨大捕鯨母船「関鯨丸」操業!佐藤庸介がNHK時論公論で解説!

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先日、日本の新たな商業捕鯨母船「関鯨丸かんげいまる」が操業開始されましたね。
各メディアでも報道されていますが、5/27(月)の「時論公論」(NHK:毎週月曜日から金曜日14:50 -15:00・23:30-23:40 1日2回放送)でも取り上げられます。

解説者は佐藤康介さん。このチャンネルでは取り上げるテーマの分野に合わせたNHK解説員が分かりやすく説明してくれます。そこで当記事では、関鯨丸のニュースに加え、NHK解説員にも注目していきます。

目次
日本の捕鯨事情
NHK解説員とは
この人も!?実は元NHK解説員だったタレント
まとめ

日本の捕鯨事情

昨今の日本の家庭では見かけなくなった鯨肉(くじらにく)。

良質なタンパク源として身近な食材でしたが、1980年代に国際捕鯨委員会(IWC、International Whaling Commissionの略称)による商業捕鯨を実質禁止する商業捕鯨モラトリアム決定をきっかけに食卓からは姿を消していきました。特に好んで食べていた人にとってはどれだけ衝撃的な出来事であったか…

制定の背景である生態系への配慮は考えるべき問題ですし、国際的に環境問題に対する意識が高まったからこそと捉えれば良いトレンドですが、「ルールで決められたので今後は食べてはいけません」と慣れ親しんだものを突如禁止されたら誰でも当惑しますよね。

当時日本はIWC加盟国だったため従う方針を取りましたが、調査を行い「生態系を守れる範囲での捕鯨漁業も可能だ」と条約の改革案を提案し続けてきました。しかしその後40年近く歩み寄りが実現する気配はなく、日本は2019年6月30日にIWC脱退、翌日7月1日に商業捕鯨を再開しました。

そして再開当時の捕鯨母船「日新丸にっしんまる」が2023年11月引退を迎え、今回、関鯨丸の操業に至った訳です。日新丸は、世界で唯一洋上で解体~冷凍加工が可能な捕鯨母船として累計1万7000頭もの捕鯨・解体が行われてきた実績があったため、今度は関鯨丸がどのくらい活躍するのか注目ですね。

NHK解説員とは

さて、話をがらりと変えましょう。

冒頭でもお伝えしましたが、時論公論ではテーマ毎にゲスト解説者が変わります。このニュースを解説される佐藤庸介さんを含め、NHK解説委員室に所属するの方々です。
この解説委員室という部署は他局でも同様に存在するとのことで、テレビ局に所属しメディア露出をして話をするという点では、業界に詳しくない視聴者は「アナウンサーやキャスターと何が違うの?」という方もいらっしゃるかと思います。簡潔に説明すると以下のような違いがあるんです。

解説委員

報道局を中心に長年ニュースキャスター等として経験を積み、その中でもとある分野において専門性を持っている・優秀であると評価された人のみがなることのできる、いわばキャスターから選抜された上級職。
また解説委員の多くは局長や役員といった要職に就いているテレビ局社員です。そのため、解説委員は通常のニュースキャスターよりも発言責任が重いとされています。
政治・経済の分野における報道スペシャリストではありますが、報道番組等では司会を務めることも多く、アナウンサーと混同されることもあります。

(ニュース)キャスター

解説委員と同様に報道番組等での司会を務めることが多いですが、ニュースの内容を整理して伝えたり、番組内の議論を円滑に進行するファシリテーターとしての役割がメイン。

アナウンサー

解説委員やキャスターよりも出演する番組の幅は広いです。
事前に用意された原稿を正しい発音で正確に読み上げることが求められ、司会のアシスタントとして進行補助的な役割を担うことが多いです。

この人も!?実は元NHK解説委員だったタレント

NHK解説委員を経て活躍の幅を広げている人、経歴をよく確認すると実はたくさんいます。そのキャリアも十人十色。
その中から代表的な方を一部紹介します。

柳澤秀夫(やなぎさわひでお)

1977年にNHKへ入局、主に海外ジャーナリストとして活躍。解説委員長を務めたのち、2018年に退局。
「ニュースウオッチ9」「あさイチ」(NHK)への出演がきっかけで人気を博す。現在はホリプロへ所属、報道・情報ワイド番組でコメンテーターとして出演されています。

山本浩(やまもとひろし)

1976年にNHKへ入局、高校野球やJリーグといった実況リポーターとして活躍。のち解説委員へ就任、一時アナウンサーの職から離れつつも続投し2009年退局。
現在は法政大学スポーツ健康学部学部長を務める傍ら、東京オリンピック2020の招致活動に参加する等、日本国内のスポーツ界において広く活動していらっしゃいます。

小宮山洋子(こみやまようこ)

1972年にNHKへ入局。キャスターや国会中継リポーターを経て解説委員に就任し、1998年に退局。その後は政界進出を果たし、参議院議員・衆議院議員、そして厚生労働大臣や内閣府特命担当大臣を歴任されています。

岩田明子(いわたあきこ)

1996年にNHKへ入局、警察や裁判所を中心とした記者を経て安倍晋三元首相の番記者を担当。その後NHK解説委員へ就任し、2022年退局。
現在はホリプロへ所属しフリージャーナリストとして活動をする傍ら、大学の客員教授やドトール・日レスホールディングスの社外取締役といった活躍する業界も多岐に渡っています。

“情報番組の顔”といえばこの人、池上彰(いけがみあきら)さんが思い浮かぶ人は少なくないのではないでしょうか。かつてはNHKの報道キャスターを長年務められていましたが、実は解説委員になることなく2005年に退局されています。
解説委員は分野ごとに専門性を持つ人が抜擢されていて、池上さんはその条件を満たしていないと判断されたとか…
退局後は教育分野や情報番組を中心に活躍されてらっしゃいますが、もし教育分野の解説委員に就いてらっしゃったらまた違うキャリアを展開されていたかもしれません。

まとめ

なかなかニュースや情報番組の解説者に注目することはなかったのですが、「この人の解説は分かりやすい」と感じることがあればマークしてみるのも面白そうですね。

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