【穴場】奈良県の秘境!山の上にある天河神社とは?所在の天川村は世界遺産?

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東大寺、法隆寺、龍穴神社(りゅうけつじんじゃ)————

「奈良県に建立されている寺社といえば?」という問いに対して、あなたはどの寺社を思い浮かべますか?

日本の代表的な観光地である京都府・高野山金剛峰寺を有する和歌山県と、隣接する府県それぞれが持つ数多くの寺社仏閣に囲まれた奈良県。そんな土地柄だからこそ、日本の伝統が大切に守られています。

今回は6/1に再放送される「ごりやくさん」(tvk:20:00-20:25放送)で取り上げられる天河大辨財天社の魅力について語っていきます。

目次
天河大辨財天社とは
世界遺産の中にある村、にある神社
吉野郡の地理や名産品
まとめ

天河大辨財天社の特徴

奈良県吉野郡は天川村(てんかわむら)にある天河大辨財天社。読みは「てんかわだいべんざいてんしゃ」です。天河神社(てんかわじんじゃ)とも呼ばれ、「天社?お寺ではなく神社か…?」と疑問だった筆者はこの略称を聞いて神社だと分かりました。笑

はじまりはなんと飛鳥時代。時代かは古い順に 縄文、弥生、古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和…なので4番目。こうやって並べてみると歴史の長さを実感します。

大峯(おおみね)の一角である標高1,895mの弥山(みせん)の鎮守として祀られた天河大辨財天のお社にあたります。

また能面・能装束が多数所蔵されているのも特徴の一つ。重要文化財に指定されているものもあり、中には能楽の創始者である世阿弥ぜあみが使用した「阿古父尉(あこぶじょう)」もあるとか。その文化的価値の高さから、メトロポリタン美術館や世界中の有名美術館に出品した経歴もあります。

一般道である県道53号線(すずかけの道)から橋を渡る必要がありますが、境内は本殿の周りを一周するように一本道が走っているため、比較的歩いて回りやすくなっています。
本堂等の建材はひのきのため、桧特有の落ち着く香りが漂っているかも?
日本古来の歴史が今なお色濃く残っている続けているこの神社は一見の価値アリです。

世界遺産の中にある村、にある神社

前項で触れた通り、天河大辨財天社は奈良県北部の山間の天川村にあります。

実はこの村、2004年にユネスコ世界遺産へ登録された紀伊山地内の大峯霊山一帯に含まれているため、世界遺産の中にある村となりました。
とは言っても、鹿児島県の屋久島や東京都の小笠原諸島等、世界遺産エリア内に所在することとなった町村は日本全国他にも点在しています。
住み慣れた地域が世界的期間に認知されたことで、多かれ少なかれ地域外からの来訪者は増加したかと思います。
そうして観光業が発展したり経済的な恩恵を受けることもあったかもしれません。
地元に対する誇りや愛着が増したかもしれない。
ただ一方でネガティブな感情になった人もいたかもしれません。
その地で生活している人々は一体どんな気持ちを抱え、世界遺産登録を受け入れたのでしょうか?
下図のように関連するような研究は様々行われているようですが、長所か短所のいずれかであったり、地域外の人々が回答者に含まれていたり。もし直接聞ける機会があればお聞きしてみたいものです。

<引用:日本経済新聞デジタル「コロナ禍の世界遺産 観光苦境、地域資産としての役割を」(2021年8月9日掲載)>

吉野郡の地理や名産品

天川村がある奈良県吉野郡は2024年現在、3の町と8の村で構成されています。
出身有名人として、最近だと女優の尾野真千子おのまちこさんや女性芸人のゆりやんレトリィバァさんが挙げられています。
またご当地グルメは、柿の葉寿司・葛餅くずもちを筆頭に、数々の山に囲まれていて水が綺麗であることが影響していることが窺える納得のラインナップ。
その一角である地酒として代表的な銘柄は、猩々しょうじょう花巴はなともえ八咫烏やたがらす等。吉野郡がかつて大和の国だったことに因んだのか、趣を感じられますよね。

自然も大峯だけではなく、吉野川や吉野町の千本桜等、山岳・渓谷も見どころ満載。深堀するほどに魅力と歴史を知ることが出来る、まさに穴場の地域です。

まとめ

気軽に立ち寄れる…とは軽々しく言えない立地ですが、雄大な自然やその空気を感じに訪れてみては?
天河大辨財天社は神社のため、御朱印の御頒布もされています。御朱印集めが趣味の方は是非。
(筆者は残念ながら御朱印集めはしていないのですが、カメラ・旅行が趣味なので近いうちに行ってみたいと思います)

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