注目の仲邑菫(なかむらすみれ)棋士!賞金事情と所属【囲碁】

文化・スポーツ

皆さん、仲邑菫さんをご存知ですか?

読みは「なかむらすみれ」。
囲碁界で活躍されている若手の女性棋士です。

韓国への移籍が話題となっていますが、そんな仲邑棋士と囲碁界について少し掘り下げてみましょう。

目次

仲邑菫(なかむらすみれ)棋士の所属や経歴
囲碁は世界的 “スポーツ” ?将棋等との賞金事情を解剖
まとめ

仲邑菫(なかむらすみれ)棋士の所属や経歴

2009年3月2日生まれの彼女は現在15歳。
囲碁界へは2012年10月(当時3歳7ヵ月)でデビューを飾りました。

2017年4-12月 関西棋院の院生、2018年5-12月 韓国棋院の研究生…と以前から韓国に渡り、その腕を磨いていました。

そして日本棋院の審査を通り2019年4月、当時10歳でプロ入りが発表され関西総本部へ所属。
その後2021年1月に東京本院へ移籍し、今回2024年3月の韓国移籍に至ります。

棋院(きいん)
囲碁のプロ棋士の団体組織のこと。囲碁の普及活動、大会の開催、プロ棋士の審査等を行っている。日本国内には「日本棋院」「関西棋院」の二つが存在している。

そんな仲邑棋士は各大会での最年少記録や戦歴も評価を受け、アメリカのフォーブス誌で「30 UNDER 30 ASIA」へ2021年に選出されました。

元ZOZOTOWN代表の前澤友作(まえざわゆうさく)さんといった日本の著名人も数多く掲載されたことのある同誌。

仲邑棋士が日本のみならず、世界的にも注目されている人物であることが分かります(ちなみに前澤元代表は「JAPAN’S RICHEST」として2022年掲載)。

囲碁は世界的 “スポーツ” ?賞金事情を解剖

羽生善治(はぶよしはる)九段や藤井聡太(ふじいそうた)棋聖の活躍が注目を浴び、メディアでも試合速報が放送されるようになった将棋。

それに加え今回取り上げている囲碁、チェスやeスポーツ等、見かけ上激しい動きがなく頭脳戦が繰り広げられる競技を、昨今ではmind sports(マインドスポーツ)と総称されています。

そんなマインドスポーツでは、大会の優勝賞金がプロ生活の大きな収入源の1つです。
大きなタイトル戦ほどスポンサーも著名で、賞金額も大きいことが特徴。

囲碁界におけるタイトル戦、七大棋戦は以下の通りです。

棋聖戦

主催:読売新聞社
優勝賞金:43,000,000円

名人戦

主催:朝日新聞社
優勝賞金:30,000,000円

王座戦

主催:日本経済新聞社
優勝賞金:14,000,000円

天元戦

主催:新聞3社連合、他
優勝賞金:12,000,000円

本因坊戦(ほんいんぼうせん)

主催:毎日新聞社、他
優勝賞金:8,500,000円

碁聖戦(ごせいせん)

主催:新聞囲碁連盟、他
優勝賞金:8,000,000円

十段戦

主催:産経新聞社、他
優勝賞金:7,000,000円

ちなみに2023年[対象期間:1月1日~12月31日]の日本棋院合計獲得賞金ランキングにおいて、仲邑棋士は全体8位(獲得賞金 11,493,560円)
他にも女性3人が上位10位にランクインしていて、これは日本囲碁界史上初の快挙とのこと。

仲邑棋士のみならず、囲碁界全体の今後にも注目が集まりそうです。

まとめ

近い将来、4年に一度開催されるスポーツの祭典オリンピックの公式競技でマインドスポーツの中継が流れる日が来るかもしれませんね。

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