【世界のグルメ】ラグビー元日本代表・中島イシレリ出身地の料理!故郷の味は母国?日本?

文化・スポーツ

2015年9月19日。

強豪国の南アフリカ共和国代表(当時世界ランキング3位)を相手に日本代表(当時世界ランキング15位)が劇的勝利を修めたスポーツ、ラグビー。
この試合は「ブライトンの奇跡」と呼ばれ世界で話題となりましたが、日本国内でも一気に注目を浴びるようになりました。

人と人が衝突するパワー溢れる光景も人々を虜にしている部分かと思いますが、
当時の日本代表選手それぞれの強い個性が人気に拍車をかけたのではないでしょうか。

そんなメンバーの一人である中島イシレリさん。
2024/7/20放送の「いくらかわかる金?」(TBS:毎週土曜日 21:00-21:56放送)2時間SPでは他のラグビー元日本代表選手や現役プロバスケットボール選手のマイケル・パーカー選手らとともにゲスト出演します。
共演者らと人気ファミリーレストランのバーミヤンでその旺盛な食欲を見せてくれるとのこと。

そんな企画にちなんで、当記事ではイシレリさんの出身であるトンガ王国の料理について取り上げます。

目次
イシレリさん出身のトンガ王国って?いつから日本に?
イシレリさんの故郷の味!トンガ王国料理って?
まとめ

イシレリさん出身のトンガ王国って?いつから日本に?

まずはイシレリさんについて。

1989年7月生まれ、トンガ王国出身のイシレリさん。
15歳(2004年)からラグビーを始め、流通経済大学でラグビーをするために18歳(2008年)で日本へ渡りました。

そして2014年、中島理恵子(なかじまりえこ)さんと結婚。
2015年に日本国籍を取得するとともに、名前を旧名 Isileli Vakauta(イシレリ・ヴァカウタ)から中島ヴァカウタイシレリへ変更しました。
そこから現在の中島イシレリへの変更は2017~2018年中にしています。

そんな彼の母国トンガ王国ですが、オーストラリア北西部にあるCairns(ケアンズ)からほぼ同緯度に東へ進んだ南太平洋上に浮かぶいくつかの島々から形成されている島国です。
日本へ来たのは、ワールドラグビーの世界ランキングが近いだけではなく島国という点で親近感があったのかもしれません。
(国土面積は合計しても約7,400,000㎢、日本の長崎県の対馬島の約7,100,000㎢弱が近い程のおおきさ)

食品ではカボチャ、バニラ等が名産。
現地の食文化としては、キャッサバやタロイモといったイモ類、またはメイというパンの実を主食としています。
海に囲まれていますが、近年の輸入事情も相まって魚介類だけではなく肉類も同じくらい食されています。

イシレリさんの故郷の味!トンガ王国の料理って?

トンガ王国の食文化を知る上で重要なのが食習慣
ポリネシア圏の近隣諸国にも共通することですが、日本のように1日3食という概念がないとのこと。

ではどういう食事の形をとっているか?
「食べられるときに食べる」です。
一度に大量の調理をし、同居する人各々のタイミングでその作り置きを食べるスタイルのようです。

その背景もあり、日本料理やフランス料理のように複数の調理方法を組み合わせることはないため、調理別の料理数は多くありません。
その代わり使用する食材を変えることでアレンジに幅を利かせています。

ということで、トンガ王国の料理で代表的な料理を紹介します。

Umu(ウム)

バナナやタロイモの葉でイモ・肉・魚・野菜といった食材を包み、焚火後の熱がこもっている地面に埋めて時間をかけて焼きます。
これは古来から行われてきた伝統的な調理法であり、日曜日に作られるご馳走です。
天然のオーブンともいわれるウム、英語で「Earth Oven」と称されています。なるほど納得…というか素敵な表現ですよね。

しかし、電子レンジといった家電製品が普及しウムを行う家庭は減少傾向にあるとのこと。

Lu(ルー)

ほぼウムの派生ですが、食材とともにココナッツミルクを包み焼きにして作られる煮込み焼きのような料理です。
またウムではなく、同じ食材を鍋で煮たものもルーと呼ばれるとのこと。
使用する食材によって料理名は変わりますが、「ルー+食材名」とシンプルに並列させます。

Puaka/Puaka tunu(プアカ/プアカトゥヌ)

豚の丸焼き。
トンガ王国において豚は特別な食材で、冠婚葬祭といった大事なシーンで食されます。
ただルーに使用されることも(「ループアカ」と呼ぶ)。

Keke(ケケ)

一口サイズの丸い揚げドーナッツです。
軽食として定番とのこと。

ちなみに、トンガ人には家族のみならず他人と「分け合う」という習慣があります。
上述したウムやプアカのように一度に大量調理をし皆でシェアします。

古来、広大な海を舟で渡ってきた海洋民族であるポリネシアの人々。
いざという時に備え「食べられるときに食べ」皆で生き残るために「分け合う」という生存戦略が遺伝子レベルで色濃く引き継がれ、
食文化という形で今なお残っているのかもしれません。

世界的に見てもこのシェアする気質は賞賛されていて、トンガ王国を含むポリネシア圏の島々は「Friendly Islands」と呼ばれています

まとめ

グローバル化の波はトンガ王国のような小さな島国も例外なく影響を与えています。

中国人の流入も多く、それに伴い、中国の食材も流通・中国由来のグルメも見られるようになったとのこと。
イシレリさん、出演する「いくらかわかる金?」では人気ファミリーレストランのバーミヤンで食べる企画に参加します。

母国で中華料理を食べる機会があったか、またトンガ王国を出て約16年とすっかり味覚が日本人かもしれませんが、バーミヤンの中華料理にどんな反応をされるか楽しみですね。

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